艶

＜特集＞

艶

＜対談＞

「西洋の艶と東洋の艶消し」/吉田光邦、伊藤哲雄

• 「艶」について/林美一
• 写真構成「光沢幻想」/普後均
• ハイテックな冷艶美/出江寛
• 紙とインクと印刷と/佐藤晃一
• エッセイ「余白」/上条喬久

［今月の用紙紹介］

• 紙の科学・Q＆A ー「つや・光沢」
• PROFILE OF KANZAKI神崎工場

［和紙散歩］37

• つらつら椿/町田誠之

螺旋

＜特集＞

螺旋

＜論文＞

螺旋のコスモロジー/杉本正年

＜対談＞

二次元と三次元の螺旋/福田繁雄、森毅

• 時を封印する螺旋
• 輪舞する紙のオブジェ
• 彷徨する文字群
• エピキュリアンの楽園
• 建築家は螺旋に何を見たか
• 聖なる螺旋の呪術
• 街を行くデュシャン
• 森羅万象の螺旋詩
• 螺旋に遊ぶ
• 渦巻くモード
• カリグラフィーの螺旋動物園

［洋紙逍遥］その①

• 新しい紙の時代へ/町田誠之

［今号の用紙］

「アート紙」“紙の守り札”

• 世界へ、未来へ、「紙」によるチャレンジ カンザキのグローバル戦略
• 西独紙事情/浦西公義

赤

＜特集＞

赤

＜対談＞

赤のシンポリズム/服部幸雄、黒田日出男

• 赤の言葉図鑑
• 神の憑代
• 千本鳥居道のエネルギー
• 一陽来復の色
• 朱い器の呪力
• 「無常」の記号化
• 傾く赤
• “朱”游したオリエンタル・レッド
• 朱印は、なぜ朱い
• 怪力はなぜ生まれたか
• 悪魔祓いの身体言語

［洋紙逍遥］その②

• 「紙の道」二千年/町田誠之

［今号の用紙］

「サテン金藤」チェック＆チェック

• 富岡工場の生産システム 何が、雑誌を変えたか
• アメリカ・コーテッド紙の方向/伊林尚

聖三角形の神秘

＜特集＞

聖三角形の神秘

＜対談＞

聖三角形の隠喩/吉田夏彦×高野禎子

• 龍安寺石庭の神秘
• 「美」の座標
• 北斎の心象風景
• 崑崙山信仰の形象
• 三角の力
• 天と地を繋ぐ記号
• 聖なる三角形表現
• 鱗形のシンポリズム
• 聖職者の科学
• 梵天は何度立てられたか
• 征服されない形

［洋紙逍遥］その③

• 「聖書と紙」/町田誠之

[今号の用紙]

• 「ウルトラサテン金藤」一目盛りの緊張
• 「リアルタイム」時代のデザインとは
• オーストラリアの紙事情/片山智之

〈反り〉のエロティズム

＜特集＞

〈反り〉のエロティズム

＜対談＞

「耽美的な線」/多田道太郎、岩倉榮利

• 歌麿の深層にあったもの
• 神秘なる色気
• 極限に生きる美
• フロイスの驚嘆した、線。
• なぜ、橋は反るのか。
• 飛翔する屋根
• したたかな「艶」
• 俳諧的なポーズ
• 深見陶治のエロティズム
• 古人の智恵はどこに活きたか。
• 反り腰は、前衛か。
• 髭が語りたかったこと

［洋紙逍遥］その③

• 紙のかたち/町田誠之

［今号の用紙］

• “第二の自然”を美しくすることも地球にやさしい
• “第三の自然”も、美しい

ヴォリュームの形而情学

＜特集＞

ヴォリュームの形而情学

＜対談＞

「力」の修辞語/赤塚行雄×大竹伸朗

• 闇の市/写真・須藤昌人/高島平吾
• 歩もロジカルな國芳/画・歌川國芳/稲垣進一
• 裸体の量子力学/写真・芳賀日出男
• 疾走する「知」
• 「大」への憧憬/写真・井上博道
• デジタル記号の侵略
• 増殖する意匠の「氾」濫/写真・大野繁・三浦功大/亀井正弘
• 大竹伸朗の「私性」表現/画・大竹伸朗/高島平吾
• 侵犯するデザイン
• たった一秒の「眼」/写真・馬場隆/高島平吾

[用紙逍遥]その⑤

• 彩色の技/町田誠之

[今号の用紙]

• 「Zコート」連番ミステリー
• デザインは、どう動くか。
• 一枚の紙から①佐藤晃一

「気」の交響詩

＜特集＞

「気」の交響詩

＜対談＞

「気」のリズム/岡崎乾二郎、杉本正年

• なぜ、「気」なのか。
• 人体に連動する宇宙
• 「気」のエネルギー
• 万物の根源
• 生命の原動力

［洋紙逍遥］その⑥

• 進化する「紙」/町田誠之

［今号の用紙］

• 「ウルトラ・SA金藤」

マドンナ

＜特集＞

マドンナ

［洋紙逍遥］その⑦

• ボーダーレス・エイジ/町田誠之
• 図版展開「カタルシスの象形」

＜対談＞

「聖母と性母の現象」/樺山紘一、伊藤俊治

• 「現代のシンポリズム」 —マドンナの色彩イメージ/植島啓司
• 「マドンナの形相」聖と性の視覚/平川武治

竹取物語

＜特集＞

竹取物語

• 翁の面/森田拾史郎
• 不老不死の造形/武田雅哉
• 竹取物語の時間/米谷民明
• アジアの説話/杉田英明

＜対談＞

竹取物語のデザイン宇宙/粟津潔、小松和彦

• パロディとしての富士/外山滋比古

イーハトヴ

＜特集＞

イーハトヴ

図版構成Ⅰ 賢治原像

＜対談＞

図版構成Ⅱ 「神秘」の啓示

• 宮沢賢治の「色彩幻語」/大藤幹夫

図版構成Ⅲ 小岩井農場幻景

• 人口楽園としてのイーハトヴ/宮沢賢治

図版構成Ⅳ 浮遊するデザイン宇宙

ダンテ

＜特集＞

ダンテ 中世の秘儀とデザイン

図版構成Ⅰ 中世の世界像

＜対談＞

デザインに物語性は可能か/森洋子、石鍋真澄

• ｢神話」としての「神曲」
• 中世のデザインと物語性
• イメージの迫真力と物語性
• 「物語る」デザインとダンテ

図版構成Ⅱ 奈落の光景

• 中世の「彼岸」を旅した叙事詩人
• 「神曲」のなかの「三」の謎
• 中世を逍遥し続けた詩人
• 一篇の叙事詩が美術に与えた影響

図版構成Ⅲ 浄罪の光と闇

• ゴシック様式における物語性
• ゴシックの時代
• ゴシックの誕生
• 光の形而上学
• 絵画的言語の物語性

図版構成Ⅳ 至上の愛

琳派

＜特集＞

琳派 日本的デザインの祖型

［Inside Work］

図版構成Ⅰ 〈扇面〉のコスモロジー

＜対談＞

図版構成Ⅱ 〈月〉のレトリック

• 琳派の、「色」。 —金と銀の表情/玉蟲敏子

図版構成Ⅲ 〈雪〉閉ざされた時間

• 現代に生きる琳派 —どこへ行く日本人の構図感覚/狩野博幸

図版構成Ⅳ 〈波濤〉の交響